森の話と組合の願い
地域の皆様と一緒に邁進していきたいと私達は考えています。
出雲路を旅行していて景観としてとりわけ印象深く残るのは、出雲市を中心に簸川平野一帯に目にする築地松ではないでしょうか。手入れのゆき届いた築地松に囲まれた民家は出雲地方独特の風景です。
出雲市は北部と南部を森林で囲まれその中に出雲平野が存在する、農山村地域と言えます。総面積(54,343ha)の約64%を人工と天然の樹林帯が混在する林分構成になっています。
近年は、森林・樹木に対する意識や価値観が多様化していると同時に、森林・樹木に求められる機能も多くなっています。「植えて育てる」時代から森林を健全に育成し、「資源として循環活用する」時代に成りつつあります。
築地松の様に、出雲の森林景観を保持し、永続繁栄できる森づくりを、また、森林を循環利用産業と位置づけて、地域の皆様と一緒に邁進していきたいと私達は考えています。