森林日記

地球温暖化と森林の役割

近年、地球規模での環境問題がクローズアップされていますが、中でも「地球温暖化」は地球環境や生態系に重大な影響を及ぼすと言われています。
地球温暖化と森林の役割

 近年、地球規模での環境問題がクローズアップされていますが、中でも「地球温暖化」は地球環境や生態系に重大な影響を及ぼすと言われています。地球温暖化は、通常太陽から降り注ぐ日差しは大気を通り抜けて大部分が地表に吸収されます。

 暖められた地表から今度は赤外線が放射されます。一部は大気中のガスに吸収されその一部が再び地表に放射されることで地表は温められるのです。しかし、この赤外線を吸収するガスの濃度が上がるとますます地表は温められ、平均気温が上昇することになります。気温が上がり続けるとやがては海面上昇に繋がり環境に重大な影響を及ぼすのです。

 ここで赤外線を吸収するガスは「温室効果ガス」と呼ばれ、その代表格が二酸化炭素なのです。温暖化を防ぐには大気中の二酸化炭素の濃度を減らさなくてはなりません。

 そこで注目するのが樹木の性質です。樹木は光合成によって大気中の二酸化炭素を吸収し有機物に変えて、枝や葉などの体内に蓄えるほか、落葉、落枝となって森林土壌の中に長期間蓄えます。ですから、森林は二酸化炭素を貯蔵する巨大なタンクといえます。

 それでは二酸化炭素を吸収してくれる森の働きを高めるにはどうしたらよいのでしょうか。日本の森林の4割を占めている人工林は、二酸化炭素を固定する上で非常に注目されています。それは、若い森林は沢山の二酸化炭素を吸収して成長していくからです。老齢木は二酸化炭素の吸収速度が小さく、蓄積量はあまり増えません。人工林は木材生産を目的としています。つまり成長ピークの過ぎた木を伐採し再び植林するので、大気中の二酸化炭素を積極的に吸収・固定します。荒らすことなく若い人工林を間伐手入れし、育てていくことが重要になってきています。

出雲地区森林組合
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