11・12月(間伐)
間伐を行う季節です。植えつけた苗木が生長して、枝が混み合うようになると、健康な樹木に育たなくなりますので、適当に間引きして活力のある森林に育て、良質の木材を生産するための大事な仕事です。
間伐をして、森林の中に太陽光線が入るようにしないと、枝打ちと同様に下草が生えなくなり、長年にわたって培われてきた栄養分に富んだ表土が流され、森林の公益的機能が著しく阻害されます。そのため、植林後25年間ぐらいまでは間伐を行う必要があります。最近は、まとまった面積を一斉に伐採しないで、間伐を繰り返し、伐採した根株のそばにすぐ苗木を植える方法がとられるようになってきました。